23日未明、鹿児島県姶良町内の九州自動車道上り線・姶良インターチェンジ(IC)で、走行中の乗用車が本線と出口車線の間にある分岐点のクッションドラムに衝突する事故が起きた。運転していた男性は車外に脱出したが、近くの用水路で死亡した。
鹿児島県警・高速隊によると、事故が起きたのは23日の午前0時5分ごろ。姶良町平松付近の九州自動車道上り線・姶良ICで、出口車線に向けて進行していたとみられる乗用車が、本線との分岐点にある衝突衝撃緩和用のクッションドラムに突っ込み、横転・中破した。
目撃者から通報を受けた同隊の隊員が現場に急行したところ、クルマは無人で運転者の姿は無かった。運転席側のドアが開け放たれた状態で、車外に脱出したような痕跡が確認できることから周囲を捜索したところ、現場から約150mほど離れた用水路に体を半ば落とした状態で倒れている男性を発見。この男性が事故を起こしたクルマの運転者であることが判明した。
男性は意識不明の状態で近くの病院に収容されたが、意識を回復することなく約2時間後に死亡した。溺死とみられている。警察では救助を求めた男性が誤って水路に転落したものとみている。