今年8月下旬、福岡県飯塚市内の国道201号を前走していたクルマの運転者に因縁をつけ、殴る蹴るの暴行を加えて重傷を負わせたとして、福岡県警は25日、49歳の男を傷害容疑で逮捕した。男は容疑の一部を認めている。
福岡県警・飯塚署によると、事件が発生したのは8月29日夜。飯塚市内の国道201号を乗用車で走行していた28歳の男性が、後ろを走っていた普通トラックから執拗に煽られた。
男性のクルマが信号待ちのために停車したところ、トラックから降りてきた男が歩み寄り、ドアを開けて男性を車外に引きずり出した。その後、男性は殴る蹴るの暴行を受け、全身を打撲する重傷を負ったが、トラックはそのまま逃走した。
警察では交通トラブル起因の傷害事件として捜査を開始。目撃情報から大分県由布市内に在住する49歳の男が事件に関与したと断定。25日までに傷害容疑で逮捕している。
調べに対して男は「自分のトラックの前に割り込み、遅い速度で走り続けたことに腹が立って文句を言った」と供述しているが、暴行については否認しているようだ。