【F1日本GP】問題のC席を体験した!

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
【F1日本GP】問題のC席を体験した!
【F1日本GP】問題のC席を体験した! 全 2 枚 拡大写真
F1日本グランプリ、富士スピードウェイで2番めに高額なチケットにもかかわらず、設計ミスにより第1コーナーのバトルがまったく見えなかった仮設スタンドのC席で、払い戻し騒動が持ち上がっている。

30年前と同様な雨に恵まれた(?)2007年のF1日本グランプリ決勝。結果は雨のレースにふさわしい波乱の展開で、非常に面白いものとなったが、それをだいなしにしてしまうような話だ。

C席のチケットで公式予選、決勝と観戦した記者が、現地レポートを交え、問題点や今後の対策など論じてみたい。

まずアウトからの進入バトルは車輌がまったく見えない。スタンドの角度が低いため、真下方向の視界が確保できない。グリッドスタート(決勝は雨のためローリングスタート)かピットアウトからのラインどりでかろうじて車が見えるといった具合だ。

コーナー出口の駆け引きは見ることができるが、これで6万1000円は納得しづらい。主催者は決勝レース前に指定席分(自由席との差額)の5万円を返金する措置を決定したのも当然だ。

現地では、C席スタンド前に特設のインフォメーションを設けて対応にあたっており、「全額かえせ」「損害賠償ものだ」と詰め寄る観客も見受けられたが、予選、決勝とも観戦中の混乱はなかった。決勝で配布された謝罪と案内チラシには、自由席での観戦もOKとなっていたが、周辺の席のうまり具合からほとんどが指定席で観戦していたようだ。

この払い戻しの詳細について、富士スピードウェイとしては、「10月5日に公式ウェブサイトで発表します。現段階では5万円の返金ということしか決まっていません。申請方法、本人確認、あるいは賞品や取引先から譲渡されたチケットの処理については、不確定な情報を流せないので5日までお待ちください」という回答だった。

また、10月2日現在、チラシに印刷された問い合わせ先電話番号はつながりにくい状態が続いている。

この問題の原因は、設計・施工ミスとなっている。仮設スタンドが組みあがった状態で発覚したらしく、改修の時間がとれなかったとの報道もある。

《中尾真二》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  2. 三菱『エクリプス クロス』新型、航続600kmのEVに…ルノーからOEM供給へ
  3. ホンダ『ヴェゼル』、新グレード「RS」先行予約開始…10月発売へ
  4. 顔が激変! BMWの最小SUV『X1』改良新型、ノイエクラッセ導入へ…プロトタイプを初スクープ
  5. 空冷ポルシェで1台2億円!? マニア垂涎『シンガー911 DLS』とは
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る