日産自動車は5日、東京モーターショー出展車両の一つであるコンセプトカー『ピボ2』(PIVO 2)を公開した。前回東京モーターショー2005に出品した「ピボ(PIVO)」から、どう進化しどう変わったのだろうか?
「初代はキャビンが前後に回転しバック走行が不要。かわいいデザインが好評でした。2代目はかわいいだけでない、違う次元を目指しました」と語るのは、日産自動車デザイン本部プロダクトデザイン部先行デザイングループチーフデザイナーの井上真人さん。
「まず単なるクルマではなく、知的生命体のようなデザインです。たとえば『ロボテック・エージェント』が、ドライバーの顔表情を読み取り、ハッピーでポジティブな状態に誘導するように語りかけや仕草を行います。生き物のシンボルのような存在です。」
「次に動きの進化です。人と親密な関係を持った“親化”と言い換えてもいいかもしれません。タイヤ位置を自由に制御できる『メタモ・システム)可変ジオメトリーシャーシ)』を採用。縦列駐車などもより容易にしました」