【D視点】産地不詳でもおいしそう…新型スバル インプレッサ

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【D視点】産地不詳でもおいしそう…新型スバル インプレッサ
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「こころざし」を見せてくれ

一般的に、モデルチェンジでデザインが大きく変わることは、創造的な活動として好意的に受け取られる。しかし新型インプレッサの場合は、そう単純ではない。インプレッサ誕生に秘密が隠されている。

そもそもインプレッサは、WRC(世界ラリー選手権)で勝つためのクルマとして開発された。この目論みは的中し、ラリーの本場ヨーロッパでもインプレッサは一目置かれる存在となった。この事実に惚れたのがインプレッサユーザーだ。

一方、スバルとしては、看板である『レガシィ』が大型化されるにつれて、台数のはけるコンパクト(Cセグメント)なクルマが必要となり、3代目となる新型インプレッサが役割を担った。

Cセグメントの売れ筋は2ボックスカーであり、マーケティングからみると新型のボディ形状は正しい選択だ。しかし、メーカーの都合を理解しても新型を認め難いのは、「こころざし」を捨てたように映ることにある。

初代は、WRCで勝つためにセダンボディを選択したと信じているユーザーは多い。このような疑問に応えることが、2ボックスとなった新型インプレッサの課題と言える。

今年のフランクフルトモーターショーに『スバルWRXコンセプト』が出品された。美しい新型インプレッサがWRCで勝って、こころざしを示すことが、新型インプレッサ定着のための鍵となる。
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《松井孝晏》

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