踏切に立ち往生したタクシーに列車衝突

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16日午後、熊本県長洲町内にあるJR鹿児島本線の踏切で、踏切内に立ち往生していたタクシーと、下り普通列車が衝突する事故が起きた。タクシーは大破したものの、車内にいた運転手は軽傷で済み、衝突直前に車外へ脱出した80歳の女性も軽傷だった。

熊本県警・荒尾署によると、事故が起きたのは16日の午後2時15分ごろ。長洲町折崎付近にあるJR鹿児島本線の踏切で、59歳の男性が運転するタクシーが踏切内に立ち往生した。

乗客の80歳女性は車外に脱出したが、その直後に下り普通列車(鳥栖発/八代行き、2両編成)がタクシーに衝突。タクシーの車体は大破したが、破損は後部中心だったことから、運転席に取り残されていた男性は打撲などの軽傷で済んだ。線路外に脱出した女性も飛来した破片を浴びたが、軽い切傷を負ったのみで命に別状はないという。列車の乗客乗員21人にもケガは無かった。

現場は警報機や遮断機が設置された踏切。警察では過失往来危険容疑でタクシー運転手から事情を聞いているが、強引な進入が原因とみられている。列車の運転士が立ち往生したタクシーを発見した際、速度は約100km/h。急減速したものの、衝突時には50km/h近かったとみられ、運転手の生存は奇跡的だという。

《石田真一》

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