日産とアショック・レイランド、インドで小型商用車の合弁会社設立で合意

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日産とアショック・レイランド、インドで小型商用車の合弁会社設立で合意
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日産自動車とインドのアショック・レイランド(AL)は、インドにおける小型商用車(LCV)の合弁会社の設立で合意し、合弁包括契約に調印した。

両社は、今年8月から合弁会社設立に向けて検討を開始することで合意、様々な分野における検討を進めてきた。

新設立する合弁会社は、「車両製造会社」、「パワートレイン製造会社」、「研究開発会社」の3社で、日産、AL両ブランドのLCVを生産・開発する。両社はこの3社の設立に向けて、合わせて5億ドル(約571億円)の投資を行なう見込み。

車両製造会社は、インドでの日産、ALのLCV車両製造の独占権を持ち、ALが株式の51%、日産が49%を保有する。2010年には生産を開始し、新型『アトラスF24』トラックを始め、車両総重量2.5-8.0トンのLCVを生産する予定。中期的には、輸出を含めて年間10万台以上の生産を目指す。

パワートレイン製造会社は、インド国内向け及び輸出向けLCV搭載用のエンジンや他のパワートレイン部品を製造する。日産が株式の51%、ALが49%を保有する。

研究開発会社は、インド国内と海外向けの商品、パワートレイン開発を担当、日産、ALともに50%の折半出資する。開発された製品は日産、ALの両ブランドで販売する。

これら3社に加え、両社は販売ネットワークの分野でも提携の可能性を検討している。

日産はインド国内でALの販売網活用を検討し、ALはインド国外の市場で日産販売網の活用を検討する。このほか、今後部品調達の分野でも相乗効果を検討していく。

《レスポンス編集部》

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