過労運転起因の多重事故で実刑判決 懲役2年

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今年5月、京都府京都市山科区内の名神高速道路で3人を死傷させる多重衝突事故を起こしたとして、業務上過失致死傷などの罪に問われている39歳の男に対する判決公判が26日、京都地裁で開かれた。裁判所は懲役2年の実刑を命じている。

京都府警・高速隊によると、問題の事故は5月23日深夜に発生した。京都市山科区大宅石郡町付近の名神高速道路上り線で、工事による1車線規制のために発生していた渋滞の列に、後ろから走ってきた大型トラックが追突。4台が関係する多重衝突事故に発展した。

この事故で車列最後部に位置していた乗用車を運転していた53歳の男性が死亡。他のクルマに乗っていた2人も軽傷を負った。トラックを運転していた39歳の男は事故当時に居眠り運転だったことが判明。警察は業務上過失致死傷容疑で逮捕。検察も同罪で起訴していた。

26日に行われた判決公判で、京都地裁の柴田厚司裁判官は「過労状態による眠気を自覚したまま運転を継続し、3人が死傷する事故を起こした被告の過失は重大である」と指摘。被告に対して懲役2年の実刑判決を言い渡した。

《石田真一》

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