覚せい剤要因の事故、高裁は一審の懲役22年判決を支持

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昨年8月、覚せい剤の使用後にRVを運転し、対向車線への逸脱事故を起こして3人を死傷させたとして、危険運転致死傷や覚せい剤取締法違反などの罪に問われた36歳の男に対する控訴審判決公判が10月30日、札幌高裁で行われた。裁判所は一審の懲役22年判決を支持。被告側の控訴を棄却している。

問題の事故は2006年8月3日夕方に発生している。北海道留萌市留萌村留萌原野付近の国道233号で、対向車線側に逸脱したRVと順走していた軽乗用車が正面衝突。軽乗用車は大破し、乗っていた3人が死傷した。

RVを運転していた男の尿からは覚せい剤の成分を検出。事故当時は薬物中毒による酩酊状態だったとして、検察は危険運転致死傷などの罪で起訴。一審の札幌地裁は覚せい剤の使用を認め、男に懲役22年の実刑を命じている。

弁護側は「覚せい剤による影響はなく、脇見運転が事故の主因だった」として控訴していたが、10月30日に開かれた控訴審判決公判で札幌高裁の矢村宏裁判長は「被告の尿や血液から検出された覚せい剤の濃度から、事故当時は正常な運転が困難だったことは明らか」と認定。一審の札幌地裁判決を支持し、被告の控訴を棄却した。

《石田真一》

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