東京モーターショーで来場者が特別な椅子に座ってリラックスしているブースがある。トヨタ紡織のブースがそれで、そこには将来のクルマシート用に開発した「パーソナルリラクゼーションシート」がある。
シートの素材はレクサスの最高車種『LS600hL』に使われているものだ。しかも、“リラクゼーションシート”というだけあって、マッサージ機能はもちろんのこと、頭の付近からは音楽、高濃度酸素、ヒノキやカモミールといったアロマの香りも出てくる。
「1分ちょっとの体験ですが、来場者に好評で終日切れ目ない状態です。1日に600人ほどの方が体験しています」と同社関係者。ブースの横では10人ほどの来場者が順番待ちをしているが、体験した人はしばらくその椅子から立ちたくない様子だった。