バイクの電柱衝突を誘発させた男を危険運転容疑で逮捕

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警視庁は5日、走行中のバイクに対して乗用車を幅寄せさせるなどして事故を誘発し、運転者を死亡させたとして、24歳の男を危険運転致死と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕した。2台は接触や衝突をしていないが、警察は男の行為を悪質と判断している。

警視庁・高井戸署によると、問題の事故は今年5月27日の午前6時20分ごろ発生した。東京都杉並区和泉付近の都道(通称:環七通り)を走行していた29歳男性が運転するバイクが路外に逸脱。歩道に乗り上げて信号柱に激突した。男性は胸部を強打し、間もなく死亡している。

当初は単独事故が疑われたが、事故を起こしたバイクと競り合うようにして走っていた乗用車が目撃されており、警察では「バイクは幅寄せなどの走行妨害を起こされた結果、電柱に衝突する事故を起こした」と判断。衝突の痕跡は無かったが、容疑車両が現場から逃走していることから、死亡ひき逃げ事件としての捜査を開始した。

この結果、中野区内に在住する24歳の男が容疑に関与した可能性が高くなり、警察では任意で事情を聞いていたが、男は「追い越され、前方に割り込まれたことに腹を立てて追いかけた」などと供述。追走や幅寄せを行ったことを認めたため、危険運転致死などの容疑で逮捕している。

警察では「クルマがバイクの前方に割り込み、逃げ場が無くなったバイクが歩道に乗り上げた」と推測しているが、男は前方への割り込み(進路妨害)については否認しているようだ。

《石田真一》

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