ダウ・ケミカルが日本シフトを加速 自動車ビジネス強化

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ダウ・ケミカルが日本シフトを加速 自動車ビジネス強化
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世界最大の石油化学会社、米ダウ・ケミカルが自動車関連ビジネスの強化を積極的に推進し、日本シフトを加速している。今年6月、神奈川県川崎市にダウ日本開発センターを建設し、そこを日系自動車メーカー向けの開発拠点にする。

「建物はすでに完成しているが、まだ機械が一部入っていない。今年の末までに試験機とか、接着剤の設備が入り、来年の第1クオーターには設備も全部整って稼働する予定」とダウ・ケミカル日本ダウ オートモーティブ アジア パシフィックの市瀬耕一バイスプレジデントは話す。

研究開発スタッフはほぼそろっており、フル稼働時60人のうち、何らかの形で自動車ビジネスに関係する人間が半分近くになるという。「将来的には、日本発のものをつくり、世界に広げていきたい」(市瀬氏)そうで、まずは欧州メーカーで評価の高い構造用接着剤を日本メーカー向けに改良し、売り込みを図っていく。

また、来年1月1日付で自動車部門のトップであるピーター・サイクス氏が日本法人の社長を兼任する。もちろんサイクス氏は日本に駐在し、グループ全体の自動車ビジネスに対する戦略も打ち出す。これによって、ダウの日本における自動車ビジネスが一気にスピードアップする可能性が高い。

《山田清志》

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