「10年内に売り切りできるように」…ホンダ FCXクラリティ 開発の藤本氏

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「10年内に売り切りできるように」…ホンダ FCXクラリティ 開発の藤本氏
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ホンダがロサンゼルスオートショーに出品中の新型燃料電池車『FCXクラリティ』開発の指揮を執った藤本幸人・本田技術研究所上席研究員は20日、カリフォルニア州トーランスでメディア関係者と懇談し、燃料電池車の売り切りによる早期市販化に意欲を示した。

FCXクラリティは2008年夏から米国で、月額600ドル(3年間)でのリース販売を開始する。車両価格は現行のFCXより「かなり安くなった」(藤本氏)というものの、まだ採算割れでリースするという段階。

藤本氏は早期に売り切りによる市販ができる状況を「10年のうちに実現しなければ、社会も我慢できない」と強調した。燃料電池車は「究極の環境対応車として期待されているが、地球環境の変化も思ったより速く進んでおり、(市販化に)そう時間はかけられない」と語った。

ホンダの福井威夫社長は「価格が1000万円程度になれば充分売れる性能を備えてきた」とFCXクラリティについて評価している。藤本氏が目指す当面のターゲットも1000万円レベルであり、時間軸では10年をメドとする考えだ。

《池原照雄》

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