緊急招集に飲酒運転で応じた警官を逮捕

自動車 社会 社会

山口県警は18日、乗用車を酒気帯び運転し、信号待ちをしていたクルマに追突する事故を起こしたとして、下関署・刑事2課に所属する51歳の巡査部長を道路交通法違反(酒気帯び運転)の現行犯で逮捕した。当日は非番だったが、緊急召集されたため、クルマで同署に向かっていた。

山口県警・監察官室によると、逮捕された巡査部長は18日の午後9時55分ごろ、下関市前田1丁目付近の国道9号で信号待ちを行っていた41歳女性が運転する乗用車に追突した疑い。この女性にケガはなかったが、通報によって駆けつけた長府署員によって酒気帯び相当量のアルコール分が検出されたため、道交法違反の現行犯で逮捕された。

この巡査部長は事故当日は非番で、午後6時ごろから自宅で焼酎などを飲んでいた。ところが午後9時ごろになり、高齢者が行方不明となる事件が発生。勤務先の下関署が非番署員に対しても緊急の召集を掛けたため、これに応じて出勤したが、その途中で事故を起こしたという。

山口県警では、非番であっても極力酒を飲まないように指導。酒を飲んだ場合にはそれを申告することで召集対象からは外されるという。警察は「県民にご迷惑をお掛けいたしました。厳正に対処するとともに、再発防止に努めたい」とコメントしている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  2. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  3. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
  4. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  5. 日産『エクストレイル』米国版が2026年型に、新グレード「ダークアーマー」設定
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る