2日未明、埼玉県富士見市内で、不審車両に乗っていたとして警官の職務質問を受けた男が徒歩で逃走。近くの川に飛びこむ事件が起きた。男はそのまま行方不明となったが、同日午前に川底から遺体で発見されている。
埼玉県警・自動車警ら隊、東入間署によると、事故が起きたのは2日の午前0時45分ごろ。富士見市南畑新田付近をパトロールしていた警ら隊の隊員が、人気の無い農道でドアを開け放ったまま停車している不審な乗用車を発見。運転席にいた男に対して職務質問を行った。
車内からはシンナー臭が漂っていたため、任意による所持品検査を行っていたところ、男は無言のまま逃走。約180m先にある川に飛びこみ、そのまま行方がわからなくなった。
警察と地元消防が捜索を行い、逃走から約9時間30分後に水深約5mの川底に沈んでいる男を発見。すぐに救出されたが、すでに死亡していた。男が乗っていたクルマからはシンナーの入った瓶が1本発見されており、警察では男はこれを吸引していたと推測している。