【ストラーダ700シリーズ 使ってみた】地デジ受信性能 約1.6倍向上は実感できる?

自動車 テクノロジー カーナビ/カーオーディオ新製品
【ストラーダ700シリーズ 使ってみた】地デジ受信性能 約1.6倍向上は実感できる?
【ストラーダ700シリーズ 使ってみた】地デジ受信性能 約1.6倍向上は実感できる? 全 7 枚 拡大写真

走行中でも安定した映像が見られる地上デジタル放送。パナソニック“700シリーズ”に標準装備されたチューナーは、この受信能力で飛躍的な性能アップが図られた。その効果は実際に体感できるのだろうか。

一般的に車載用地デジチューナーには、複数のチューナーとアンテナが組み合わされていて、その受信データを一旦合成した後に正しいデータだけを出力する。これによって、常に乱れのない映像が見られるようになっている。本機ではこの過程で、受信したデータが正しいかどうかを瞬時に判定するFFTシステムと、劣化があった場合に自動補正を行う復調LSIを採用。これにより、きわめて安定度の高い受信を可能にしている。

その実力の高さは走行してみてすぐに実感できる。都心のビル街を走行しても、家庭でTV放送を見ているかのように安定して受信するし、映像が乱れるようなことは一切ない。高速道路上を高速走行してもその安定ぶりはまったく変わらない。以前は速度を上げるに従って電波が途切れる現象が発生したが、そういった状況が見られなくなったのだ。「地デジなんだから当たり前でしょ」という声が聞こえてきそうだが、実は地デジと言えども、ビル陰や高速走行時の受信では電波が途切れる現象が現れる。ここでいかに粘って安定した受信を行うかがその性能差となっているのだ。

また、画質の良さにも注目したい。地デジ放送はハイビジョン画質で送信されているが、画面の小さい車載用ではそこまでの画質は不要という考え方がある。そこでデコードする際に映像の間引きを行って対処している機種も少なくない。ところが、その映像をよく見れば走査線が目立ったりして、映像品位は明らかに劣ることがわかる。パナソニックは、家庭用ハイビジョンTV「ビエラ」で採用されている高画質回路「PEAKSプロセッサー」を採用し、ハイビジョン映像をそのまま間引くことなくデコード。これにより、緻密で高精細な地デジ放送を実現しているのだ。

《会田肇》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  2. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  3. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  4. カワサキ『Ninja ZX-25RR』を日本初導入、価格は105万2700円 スタンダード版「25R」は廃止
  5. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る