トヨタ『UD学生デザインコンペ』最終審査結果

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トヨタ『UD学生デザインコンペ』最終審査結果
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東京臨海都心メガウェブで8日、『UD学生デザインコンペ』の最終審査会が行われた(アムラックストヨタ主催)。東京コミュニケーションアート専門学校Bチームの『バス停の新しい情報伝達』が優秀賞を獲得した。

さらなる改良を加える形で、審査会の会場となったトヨタ ユニバーサルデザイン ショーケースに展示されることとなった。

『バス停の新しい情報伝達』は、「乗りやすさ」と「情報整理」という点から、「わかりやすい表示でスムーズな情報伝達」に主眼を起き、バス停の高機能化を提唱したデザイン。具体的には、バスのロケーションシステムとして、アナログ時計をモチーフにしたシステムなどを提案している。

同デザインが評価されたのは、ユニバーサルデザインのコンセプトである、日常生活の中の問題を見つけ、それを誰もが利用しやすいようにより突き詰めていくという点を最も理解している点。

審査委員長を務めたトヨタ自動車デザイン開発部の長屋明浩氏は、「UDのポイントが多く、一番評価できた」としている。しかし、具体的なアイディアとしてはまだまだと指摘。改良を施し、来年2月から3月ごろに展示を行うとしている。

なお、『UD学生デザインコンペ』は指名コンペティションだが、実際にはワークショップに近い。学生にユニバーサルデザインについて考えてもらうことを主眼において行われており、合宿なども実施している。今回は、千葉大学と同大学大学院の合同チーム、東京コミュニケーションアート専門学校のAチームとBチーム、東京デザイナー学院のAチームとBチームに声をかけたという形である。

審査員は8名。審査委員長の長屋氏のほか、トヨタ自動車デザイン開発部からは五十嵐浩志氏、奥村忠夫氏が参画。トヨタ外部からは、池田千登勢氏(東洋大学ライフデザイン学部人間環境デザイン学科准教授)、勝尾岳彦氏(『日経デザイン』編集長)、澄川伸一氏(澄川伸一デザイン事務所代表)、中川聰氏(トライポッド・デザイン代表)、深澤直人氏(NAOTO FUKASAWA DESIGN代表)が参画している。

《デイビー日高》

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