ドクターヘリの無線妨害でトラック運転手の女を書類送検

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走行中のダンプトラックから違法な周波数で無線出力を行い、ドクターヘリと病院間の無線交信を妨害したとして、栃木県警は11日、群馬県館林市内に在住する52歳の女を電波法違反容疑で書類送検した。ドクターヘリの通信妨害が立件されたのは全国初。

栃木県警・佐野署によると、逮捕された女は今年11月7日の午後1時ごろ、栃木県佐野市内でダンプトラックを運転中、改造した無線機を使って違法な周波数で発信。ドクターヘリと病院間の交信で使われる周波数帯に割り込み、交信を妨害した疑いがもたれている。

発端となったのは今年8月9日、長野県佐久市内にある病院がドクターヘリとの無線交信試験を実施していたところ、トラック運転手同士の会話とみられる交信が割り込み、一時的に交信ができない状態となった。

消防当局から通報を受けた総務省・関東総合通信局が電波監視システム(DEURAS)を用いて発信源を調べたところ、11月7日に女が運転するトラックから電波が発信されていることを突き止め、電波法違反容疑で警察に告発していた。

調べに対して女は「ドクターヘリの周波数とは知らなかった」などと供述。無線機の撤去にも同意しているという。警察では交信相手についても同法違反容疑で調べを進める方針だ。

《石田真一》

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