宮城県はトヨタ自動車や東北大学などと協力し、カーエレクトロニクス分野の即戦力技術者を育てる産学官連携組織「みやぎカーインテリジェント人材育成センター」を設立する。来年6月から大学生らを対象に講義を開く。
具体的には、トヨタをはじめとしたデンソーやアイシン精機などトヨタグループの第一線の技術者やOBらを講師に招き、電子制御やCAE(コンピュータによるエンジニアリング)などに関する講義を行う。
2010年にトヨタグループのセントラル自動車が宮城県に工場を建設する計画で、優れた技能を持つ人材を地元で育成することが急務になっていた。そこで今回のような運びになったわけだが、来春には仙台市に進出する予定のトヨタの開発子会社、トヨタテクニカルディベロップメントとも連携することになっている。