三菱商事、欧米の自動車用ブレーキホース製造会社3社を買収

自動車 ビジネス 企業動向

三菱商事は、明治ゴム化成の100%子会社であるメイジフローシステムと共同で、自動車部品・不織布メーカーのフロイデンベルグ社から自動車用ブレーキホースを製造販売する欧米の関係会社3社を買収することで合意したと発表した。

自動車部品分野では、現在、世界的規模で業界再編が進んでいる。完成車メーカーのグローバル化や合従連衡が進む中、サプライヤーである部品会社も再編を余儀なくされている。

こうした環境下、三菱商事は、欧州・北米の主要自動車メーカー向けブレーキホース販売で世界最大規模のシェアを持つフレキシテック・グループ3社を買収し、必要な資金や人材を投入することで、企業価値の向上する。

今回の買収を通じ、三菱商事自ら自動車用ブレーキホース業界の再編を主導するとしている。

3社の買収後、同じくホース製造・販売事業を手がけるメイジフローシステムとともに、共同購買や顧客へのグローバル対応など事業面でのシナジーを検討し、企業価値の増大を図る。また、追加のM&Aの機会も積極的に検討する。

三菱商事では今年4月1日付で、新産業金融事業グループを発足、商社の強みを生かしたバイアウト投資事業を今後の事業展開の柱の一つに据えており、今回の買収もこの一環。

グローバルな視点から再編が必要な業界の企業に資金・人材を提供することで、投資先の企業価値を高め、業界再編を加速させるとしている。

《レスポンス編集部》

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