ミラノでロードプライシング開始

エコカー 燃費
ミラノでロードプライシング開始
ミラノでロードプライシング開始 全 2 枚 拡大写真

伊ミラノ市でも1月2日から、ロードプライシング制が開始された。

適用されるのは市中心部で、時間は月曜から金曜日の7時30分から19時30分まで。該当車両は「エコパス」と名付けられたカードをタバコ店などで購入し、ダッシュボードに掲示しなければならない。住民向けには、年間方式のエコパスも発行される。

先にロードプライシングを導入したロンドンとの違いは、ミラノでは欧州排出ガス規制基準「ユーロ」によって課金体系が細分化されていることである。

たとえぱ乗用車の場合、ガソリン車のユーロ0 - 2、ディーゼル車のユーロ3までが対象となり、それに応じて料金も1日2 - 10ユーロと3段階に設定されている。商用車は別の課金体系が適用される。ユーロ3以上のガソリン車、ユーロ4以上のディーゼル車、およびLPG、メタン、ハイブリッド、電気自動車はエコパス購入義務から除外されている。

市警察による管制は、市中心部に向かう43路線に設置されたデジタル監視カメラによって行なわれる。

エコパス制度は1年間の時限条例だが、2009年以降も引き続き実施されるのは確実である。

ミラノ市によるエコパス専用ウェブサイトでは、車両ナンバーを入力すれば、どのエコパスを購入しなければならないか確認できる。ただしサイトの存在が周知徹底されておらず、またマイカーがユーロの何に該当するか車検証で確認する方法を知らないドライバーが多いため、当初様々な混乱が予想される。

ミラノ市 エコパスのサイト
http://www.comune.milano.it/
dseserver/ecopass/index.html

《大矢アキオ Akio Lorenzo OYA》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 多胡運輸が破産、首都高のローリー火災事故で損害賠償32億円
  2. アストンマーティン『DBX』に改良新型、内装一新…707馬力仕様に一本化
  3. Sズキが電動マッサージ器を「魔改造」、25mドラッグレースに挑戦!!
  4. 郵便局の集配車が「赤く蘇る」、KeePerが8000台を施工
  5. 「ホンモノのGT」が日常を小冒険に変える…マセラティの新型『グラントゥーリズモ』が誘う世界とはPR
  6. メルセデスベンツ『Gクラス』にEV誕生、4モーターで587馬力…北京モーターショー2024
  7. 『N-BOXカスタム』用パーツが一挙発売、ブリッツからエアクリーナーシリーズ4種類・5製品が発売
  8. 【トヨタ GRカローラ 新型試乗】「GRヤリス」とはスタンスが明確に違う理由…河村康彦
  9. [音響機材・チョイスの勘どころ]サブウーファー「小型・薄型モデル」の選択のキモは、“サイズ”と“音”と“価格”!
  10. ノンジャンル220台のマニアック車が集合…第15回自美研ミーティング
ランキングをもっと見る