ミラノでロードプライシング開始
エコカー
燃費

適用されるのは市中心部で、時間は月曜から金曜日の7時30分から19時30分まで。該当車両は「エコパス」と名付けられたカードをタバコ店などで購入し、ダッシュボードに掲示しなければならない。住民向けには、年間方式のエコパスも発行される。
先にロードプライシングを導入したロンドンとの違いは、ミラノでは欧州排出ガス規制基準「ユーロ」によって課金体系が細分化されていることである。
たとえぱ乗用車の場合、ガソリン車のユーロ0 - 2、ディーゼル車のユーロ3までが対象となり、それに応じて料金も1日2 - 10ユーロと3段階に設定されている。商用車は別の課金体系が適用される。ユーロ3以上のガソリン車、ユーロ4以上のディーゼル車、およびLPG、メタン、ハイブリッド、電気自動車はエコパス購入義務から除外されている。
市警察による管制は、市中心部に向かう43路線に設置されたデジタル監視カメラによって行なわれる。
エコパス制度は1年間の時限条例だが、2009年以降も引き続き実施されるのは確実である。
ミラノ市によるエコパス専用ウェブサイトでは、車両ナンバーを入力すれば、どのエコパスを購入しなければならないか確認できる。ただしサイトの存在が周知徹底されておらず、またマイカーがユーロの何に該当するか車検証で確認する方法を知らないドライバーが多いため、当初様々な混乱が予想される。
ミラノ市 エコパスのサイト
http://www.comune.milano.it/
dseserver/ecopass/index.html
《大矢アキオ》
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