日産自動車は、台湾現地子会社である裕隆日産汽車股有限公司が昨年11月に台湾で生産を開始した小型トラック新型『キャブスター』のメキシコへの本格輸出を開始したと発表した。台湾の自動車メーカーが3.5トンクラスの小型商用車をメキシコへ輸出するのは初めて。
メキシコではすでに昨年秋からキャブスターの販売を開始しているが、市場の需要に応えるためスペインのアヴィラ工場で限定的に生産・出荷されたもの。今回の台湾での生産開始を機に、順次台湾からの供給に切り替える。
新型キャブスターは、台湾国内向け、メキシコ輸出向けともに台湾三義にある裕隆汽車の工場で生産する。日産がグローバルに展開する「日産生産方式」を採用して生産するキャブスターは、スペインのアヴィラ工場と同レベルの高いグローバル品質基準を満たす、としている。