日立金属、寿命2倍の金型用表面処理技術を開発

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日立金属は、冷間プレス金型用の新しい表面処理技術を開発したと発表した。この表面処理技術により金型寿命が延びる。

金属表面に皮膜をコーティングする表面処理は、金型や自動車エンジン部品の強度、耐久性や摺動性を高めるために有効な技術。今回、同社は、複合コーティング技術をベースにしたプレス金型用の新しい皮膜「Tribec 天(アマツ)」を開発した。

この開発皮膜は、プレス金型で一般的なCVD(化学蒸着)法の炭化チタン(TiC)コーティングよりも高硬度、低摩擦係数、高密着強度を実現する。さらに、CVD法よりも低い温度で成膜が可能なPVD法がベースなため、処理時に金型の変寸、変形を起こさない特長がある。この開発皮膜により、金型寿命を2倍以上に延ばせる。

日立金属は、この開発皮膜を表面処理のラインアップに加え、表面処理事業の強化を図るとともに、金型材需要の拡大を目指す。

《レスポンス編集部》

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