東京オートサロン、ホンダアクセスのブースでは、『シビック・タイプR』と新型『インスパイア』をベースにした2種類のコンセプトモデル、『Sports Modulo Type R』と『Touring Modulo Inspire』を展示した。
Sports Modulo Type Rは、2007年スーパー耐久シリーズ年間チャンピオンに輝いたHonda Access CIVICの結果をダイレクトにフィードバックさせて開発されたマシン。計算ではなく実戦で得た空力特性を考慮して作られたボディは、「風を塞ぐ、流す、切る」ことをテーマとしている。また、ダンパーは4本すべてに5段可変機構を装備し、路面状況によって自由なセッティングで走行できる。
展示されたステージ上のスクリーンでは、土屋圭市氏のインプレッションムービーを上映していた。土屋氏は映像の中で、空力特性に優れるボディーデザインとストレートでもコーナーでも安定して走行可能な運動性能について評価していた。
もう一台のTouring Modulo Inspireは、2007年12月に発売されたばかりの新型インスパイアのコンセプトモデル。4人乗員を想定したロングツーリングスポーツがテーマとなっており、Modulo Type Rと同様に実効空力特性に沿ったエアロパーツ設計や、4輪独立の5段階可変ダンパーも搭載している。また、ブラックとオレンジに統一されたインテリアも豪華。後部座席にはふたつのモニターが設置されていて、長距離のツーリングでも快適な空間を提供する。