ジェイテクトは21日「ラッククロス式電動パワーステアリング」(RC-EPS)が、ゼネラルモーターズ(GM)のフルサイズSUVシボレー『タホ・ハイブリッド』、GMC『ユーコン・ハイブリッド』に搭載されたと発表した。
フルサイズSUVに電動パワステ(EPS)が採用されるのは初めて。同社は、高出力対応の専用モーターを開発したほか、ボールネジ、ベベルギヤによる2段減速機構の採用による高出力化・高効率化を図ることで、車重が3トンを超える大型車両にも対応させた。
モーターを動力源とするEPSは、エンジンを動力とする油圧パワステにくらべ、自動車の燃費を3 - 5%向上することができる。軽自動車や中・小型車では油圧式からEPSへの転換が進んでいる。