ポルシェ、07/08年上半期の業績も好調…カイエン 販売増

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ポルシェ、07/08年上半期の業績も好調…カイエン 販売増
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ポルシェオートモービルホールディングSEは、シュトゥットガルトのポルシェアリーナで年次株主総会を開催し、2007/08事業年度上半期(2007年7月 - 12月)の売上高が前年比14.2%増の 35億ユーロ、販売台数は売上高以上に伸び、同18.7%増の約4万6600台に達する見通しを明らかにした。

同社のヴィーデキング社長兼最高経営責任者は「乗用車部門の営業利益は見込みどおりに伸びており、長期的なVW戦略の一環をなすヘッジ取引も順調」としている。

販売面で好調なのがSUVの『カイエン』で、販売台数は前年同期の2倍、2万0340台前後に達する見通し。2006年11月に初代カイエンの生産が終了し、前年同期の販売が9940台にとどまったものの、上半期の急増は予想以上としている。

一方、『911』の上半期の販売台数は 1万6360台前後で、前年同期と比べると5.6%の減少が見込まれている。『ボクスター』と『ケイマン』の販売台数は、前年同期の1万1979台に対して9900台の見通し。

販売台数の伸び率は地域によって異なり、好調が続く北米では同11.4%増の約1万6200台の見込み。ドイツの販売台数は 5700台前後で、前年同期の5498台を上回る見通し。

ヴィーデキング社長は株主を前に、ポルシェの進出先が世界の103市場に拡大したことを明らかにし、販売基盤の拡大によって難しい市場においても経営の保全・安定維持に向けての条件が整ったと強調した。

今期、ポルシェはスポーツ性を売り物とする「カイエンGTS」、「911ターボカブリオレ」、「911 GT2」などのニュー モデル投入による底上げを見込んでいるほか、中国やロシアなど、将来性の大きい市場の開拓にも力を入れる方針だ。

《レスポンス編集部》

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