ニッセイ同和損害保険は、4月から自動車保険の商品改定を実施すると発表した。
同社では保険金不払い問題を受けて、募集から支払に至るまでの全ての業務を顧客の視点で抜本的に見直しに取り組んでいる。
今回の改定はこの一環で、顧客の「自動車保険は複雑でわかりにくい」、「必要な補償に加入できているのか心配だ」といった声に対して、各種補償の拡充・統合・廃止を図るとともに、「満期ご案内ツール」を全面改訂し、顧客が充分に理解・納得して必要な補償に加入してもらえるようにするとしている。
商品の改定では、売れ筋の補償への単なる統合だけでなく、全ての補償・制度の内容を再検討した上で、補償の拡充、特約の統合・廃止などを実施し、シンプル化を推進した。この結果、主な特約はこれまでの63種類から46種類に減少した。
また、商品面でのわかりやすさ向上を図るとともに、その内容を顧客に確実かつ効果的に伝えられるように、満期案内を全面改訂した。従来の「満期到来のご案内機能」だけでなく、契約内容の説明機能を大幅に強化したほか、必要な補償のコンサルティング機能を追加した。