愛知製鋼、小型モーター用磁石の新工場を建設へ

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愛知製鋼は31日、岐阜県にモーター用磁石の新工場を建設すると発表した。国内外で需要が拡大する小型モーター用のネオジム系異方性ボンド磁石を増産する。

新工場で生産するのは同社の主力製品の一つである、ネオジム系異方性ボンド磁石「マグファイン」。岐阜県関市のぞみヶ丘(関テクノハイランド内)にすでに取得済みの敷地に、約4000平方メートルの工場を建設する。3月に着工し、09年4月に完成、同5月から生産を開始する。

投資額は第1期工事分として約10億円。磁石のほか、原料の磁粉を生産する。09年度に月間200万個を生産する。アスモ、マキタ、独ロバートボッシュなどに販売する。

自動車用の小型モーターは電動シート用など『クラウン』クラスで1台あたり100個程度使われている。マグファインは、従来のフェライト磁石に比べ、モーターを従来比で50%の小型化、40%の軽量化が可能。

同社はマグファインを愛知県の知多工場、東浦工場で生産していたが、今後、日本や欧州で需要が大幅に増加する見通しであることから、新工場を建設する。

《編集部》

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