4日午前、香川県坂出市内の国道11号で、速度超過違反を行ったとしてパトカーの追跡を受けていた乗用車が信号待ちのクルマに追突。逃走車を含めて6台が関係する多重衝突事故に発展した。警察は21歳の男を道路交通法違反の現行犯で逮捕している。
香川県警・交通機動隊によると、事故が起きたのは4日の午前11時ごろ。これより5分前の午前10時55分ごろ、坂出市西庄町付近の国道11号を同隊の捜査車両(覆面パトカー)がパトロールしていたところ、後方から走ってきた乗用車が制限速度を大幅に上回る状態で捜査車両を追い抜いた。
パトカーはただちに追跡を開始。追跡開始時点における違反車両の速度は約150km/hで、制限速度を90km/h超過するという状態だった。
クルマは停止命令を無視して逃走。約1.7km離れた坂出市加茂町付近で停車中のトラックに接触したが、なおも走り続け、さらに1kmほど離れた場所で信号待ちをしていた車列に突っ込んだ。この事故で5台が追突や衝突を繰り返し、結果として車両6台が関係する多重衝突事故に発展。4人が軽傷を負っている。
逃走車は大破して立ち往生。警察ではクルマを運転していた21歳の男を道交法違反(速度超過)の現行犯で逮捕。自動車運転過失傷害容疑でも調べを進める方針だ。