気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊（朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版）から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。
2008年2月15日付
●「国の発信力が国力に」張富士夫・海外交流審議会長（読売・4面）
●自動車関税撤廃求める、EUとのEIAへ、産業界提言（読売・9面）
●国交省、道路財源から5億円、ミュージカル85回上演、アロマ器具購入（読売・35面）
●電動自転車も高級化、松下が受注開始（朝日・13面）
●二輪死亡事故防止へ、「チョコチョコ」作戦（朝日・35面）
●道路財源でガラガラ駐車場、14カ所995億円で整備、天下り法人が運営（朝日・38面）
●姫路に新工場、松下きょう計画発表（産経・8面）
●業界最前線、（下）「店舗」重視戦略、顧客の目線、社員に徹底（産経・9面）
●圏央道はいま、急がれる「3環状」の完成（産経・11面）
●トレンド：「オープンカー」屋根閉めても開放感（東京・8面）
●ダイムラー5％増益、クライスラー売却が効果07年通期（日経・7面）
●ガソリン高 / 自衛、元売りは客囲い込み（日経・9面）
●トヨタ、一時金満額回答へ（日経・11面）
ひとくちコメント
スポーツ用具や電動マッサージ機に続いて、今度はアロマテラピー（芳香療法）の器具にミュージカルの公演費用までを揮発油税（ガソリン税）などの道路特定財源で支払われていたという。きょうの読売などが社会面で報じている。
アロマテラピー器具は民主党の長妻昭氏が衆院予算委員会で指摘。また、道路整備の必要性を宣伝するミュージカルの公演費用は社民党の保坂展人氏が追及したもの。この質問に対し、冬柴鉄三国交相は「今後両件への支出を取りやめる」意向を示したという。
さらに、朝日によると、道路財源を使って整備した駐車場の利用者が極端に少なく、無駄が多いことがわかったそうだ。依然着地点がみえない道路財源問題だが、もう一度「受益」と「負担」の原則を踏まえた本質の議論を展開してもらいたいものである。
