ボルボは20日、新型クロスオーバー、『XC60』の写真と概要を発表した。実車の国際披露は3月のジュネーブモーターショーを予定する。「最も安全で、最も刺激的なボルボ」と説明するのはボルボ社長兼CEOのフレデリク・アルプ。
XC60はこれまでのどのボルボよりも感情的でエネルギーにあふれている、と言うのはデザイン部長のスティーブ・マッティンだ。「最近のボルボ車は100m離れていてもボルボだとわかるデザインだ。XC60はその2倍以上の距離からでもわかる」。
またユーザー像についてアルプは、「XC60は『C30』オーナーが次に乗る車だ。C30と同様にスポーティで刺激的で、車内容積が増えている。ボルボはXC60で製品レインジを拡大し、アクティブなライフスタイルの都市生活者を顧客に取り込む」と解説する。
モデル導入時のエンジンは3機種、「T6」ターボガソリン(285HP)と「D5」ターボディーゼル(185HPと163HP)を設定し、4輪駆動が標準設定。なお「09年には前輪駆動で163HPエンジン仕様を追加する」とアルプは予告している。
生産はベルギー工場。販売目標は年間5万台。ピークとなるであろう10年の販売上位5地域はアメリカ、ドイツ、イギリス、ロシア、中国と予想されている。欧州と北米でおよそ同数を販売する予定だ。発売は欧州で2008年後半(秋)、北米で09年初頭。