ヴァージン、バイオ燃料航空機の試験飛行を実施

エコカー 燃費

ヴァージン・アトランティック航空は、世界で初めて、バイオ燃料によるボーイング『B747』型機の試験飛行を実施したと発表した。同社は再生可能な燃料による航空機でのフライトを実現した世界で最初の航空会社となった。

ボーイング社、GE・アビエーション、インペリアム・リニューアブル社と共同で実施された今回の試験飛行は、ヴァージンが推進する環境に与える影響を軽減するための対策のひとつで、航空会社やボーイング社が取り組んでいる将来のサスティナブルな航空燃料開発の一環。

ヴァージンのフライト「VS811P」便は、ババスオイルとココナッツオイルから作られたバイオ燃料を使用した。これらのオイルは環境的にも社会的にも持続的利用が可能な原料で、リップバームやシェービングクリームなど日用化粧品にも使用されている。主となる食用作物とは競合せず、ババスやココナッツの実は現存する成熟した植林地から収穫されるため、環境にも配慮できるとしている。さらに航空機やエンジンを改良することなく、航空燃料として利用できる。

試験飛行は、ヴァージンのチーフ・ボーイング・パイロットであるジェオフ・アンドレアセン機長を含む合計5人が搭乗し、2月24日午前11時34分にロンドン・ヒースロー空港から飛び立ち、アムステルダムに午後12時14分に到着した。飛行中、同乗のテクニカルアドバイザーによりフライトデータが解読、記録され、今後結果が分析される。

《レスポンス編集部》

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