【トヨタスポーツ】ポジティブな気持ちで開幕

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【トヨタスポーツ】ポジティブな気持ちで開幕
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7日の「トヨタ・モータースポーツ発表会」には、トヨタF1のレギュラードライバーであるティモ・グロックが出席。「トヨタのF1ドライバーとして東京での発表会に参加することができ、とても喜んでいる。強力でコンペティティブなチームとなるよう、みんなと力を合わせていきたい」と、08年シーズン開幕を前に力強いコメントを発した。

今季、ヤルノ・トゥルーリ(33歳、イタリア出身。F1通算1勝)の新パートナーとしてトヨタ入りしたグロックは、18日で26歳になるドイツ出身の若手ドライバー。07年のGP2チャンピオンだ。04年に当時のジョーダンから4戦ほどF1に出場した経験もある(デビュー戦で7位入賞)。一度はF1での進路を失いかけたグロックだが、不屈の闘志で復活、GP2のタイトルを獲得してトヨタのレギュラーの座をつかんだ。まだ若いが、苦労人でもあるのだ。

「我々のマシンは、正しい方向にむけてステップを重ねている。テストではヤルノがトップタイムをマークした日もあった。もちろん、テストではチーム毎にやっていることが異なるので比較は難しいし、テストとレースは違うっていうこともわかっている。でも、ポジティブな気持ちで開幕を迎えられるよ」

勢いのよさだけではなく、冷静さも兼ね備えたグロックが、初優勝を目指すトヨタF1に新たな風を吹き込むか?

一方、今季はGP2に参戦しながらトヨタF1のテストドライバーを務めるのが小林可夢偉である。「このポジションに就くことができて嬉しい」と語る小林は、トヨタの08年型F1マシン“TF108”について、「ブレーキング時のスタビリティが上がるなど、07年型より確実に良くなっている」とコメント。レギュラー両名とともに、トヨタF1を速くすることに全力を尽くすことを約束した。

この他、F1関連では、富士スピードウェイで2年目の開催を迎える日本GPについて渡辺社長が言及。トヨタのホームコースで発生した昨年の不始末を受けて、「2度とああいったことが起きないよう、鋭意、準備を進めてもらっている。 トヨタとしても全面的にバックアップする」旨を語っている。

《遠藤俊幸》

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