日立電線、自動車用ブレーキホース事業買収で、世界トップシェアに

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日立電線は、米国自動車用ホースメーカーのカップルド・プロダクツ社から同社の自動車用ブレーキホース事業を買収し、同事業をもとに新会社「ヒタチ・ケーブル・フロリダ」を設立したと発表した。

これによって日立電線グループの自動車用ブレーキホースの売上高は、2006年度の約100億円から2008年度には180億円に拡大する見通し。シェアは北米では従来の22%から40%超へ、世界全体では14%から20%超となり、世界トップシェアとなる。

買収した対象はカップルド・プロダクツ社のフロリダ工場、メキシコ工場の一部設備、ブレーキホース開発部門及びブレーキホース事業商権。

日立電線グループの北米市場での自動車部品事業は、日系自動車メーカー向けの事業が中心で、ビッグ・スリー向けの取引拡大が課題だった。

今回買収したカップルド・プロダクツ社は、米国の大手自動車部品メーカーのDANA社の自動車用ホース部門が前身で、フォードやクライスラーと強固な取引関係を持ち、ブレーキホース組立に付随する樹脂モールド分野などでも高い技術力を持つ。

今回の事業買収で、日立電線は、課題だった北米ブレーキホース市場での取引量を一気に拡大し、世界最大の自動車用ブレーキホースメーカーとなる。

《編集部》

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