ホンダは10日、都内のホテルで2008年のF1参戦体制を発表した。ホンダレーシングF1とスーパーアグリF1両チームの代表や4人のドライバーらが出席し、今週のオーストラリアGPに向けた抱負などを語った。
ワークスのホンダレーシングF1チームは先週、スペインのヘレスサーキットで単独の試験走行を行い、新しいエアロパッケージを中心とした確認を行った。ジェンソン・バトン選手はそのテストについて「非常にポジティブな結果だった」と評価し、「結果を出すにはまだ長い道のりがあるが、1歩を踏み出した」と語った。
チームプリンシパルのロス・ブロウン氏は他チームと比較した現在のポジションについて「ヘレスでは単独のテストだったので比較は非常に難しい」としたうえで、「（フェラーリ、マクラーレンの）トップチームとの競合までには行かない。われわれの状態を理解して前に進めばグリッドの中盤でやれると思う」と述べた。
また、中本修平・デピュティマネージングディレクターは、「先週のテストは悪コンディションのなか、かなりいい結果が出た。予選では1次で落ちる可能性もあるし、（2強に次いで）5位になる可能性もある。現時点ではメルボルンに行かないと分からない」とコメントした。
