カルソニックカンセイは、米国デルファイ社との自動車エアコン用コンプレッサーに関する合弁事業を解消すると発表した。
両社の合弁会社のカルソニックハリソンのデルファイの持株49%分をカルソニックカンセイが買取、完全子会社化する。また、ハンガリーの合弁会社デルファイカルソニックハンガリーのカルソニックカンセイの持株10%分をデルファイに売却し、合弁事業を解消する。
カルソニックハリソンからデルファイへコンプレッサー用ピストンの供給やデルファイハンガリーからカルソニックへ可変容量コンプレッサーの供給は今後も継続する。
カルソニックでは、100%子会社であるカルソニックカンセイ・タイランドで2007年末から新型可変容量コンプレッサーの生産を開始、2008年度中に固定容量コンプレッサーも生産する予定。可変容量タイプと固定容量タイプを持つフルラインのコンプレッサーメーカーとなる体制が整ったため、合弁事業を解消する。