三井物産、トルコ初の自動車専用港に資本参加

自動車 ビジネス 企業動向

三井物産は、トルコ初の自動車専用港を運営する事業会社「オートポート・ターミナル・オペレーターズ」社に29%資本参加したと発表した。

トルコは、EU諸国向け生産基地として飛躍的な経済成長を続けている中、特に自動車は主要産業の一つとなっており、2007年の完成車輸出台数は82万9879台、完成車輸入は35万9089台を記録した。輸出入が年々増加する一方で港湾インフラが充分に整備されておらず、自動車用港湾ターミナルの整備が急務だった。

三井物産は、トルコの大手民間物流事業者のアーカス社グループと共にトルコ初の自動車専用港事業へ進出し、専用港の特性を活かした高品質のオペレーションで顧客向けサービスを拡大し、トルコの自動車産業の発展を支援する。アーカス社はオートポート社への出資比率は51%となる。

オートポート社は、今春の開港に向けて工事を進めており、年間約42万台の完成車取扱を目指す。

アーカスグループは、1902年に輸入代理店業で創業後、コンテナ輸送を中心に業容を拡大し、現在は37社を傘下に収める物流企業グループ。三井物産は、日本、アジア、米州、欧州の世界4極体制下で自社物流拠点を整備し、国際物流事業を展開している。特に新興国のボトルネック解消型物流インフラ事業は得意分野の一つで、オートポート社への資本参加を機に、三井物産はアーカスグループとの協力関係を深め、トルコと周辺地域で物流網強化に乗り出す。

《レスポンス編集部》

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