【新聞ウォッチ】 日銀総裁「空席」へ、「道路」問題にも余波

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気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。

2008年3月19日付

●日銀総裁空席に、民主、田波氏不同意、きょう参院否決「西村副総裁」は同意(読売・1面)

●道路財源、09年度以降一般財源化、税制法案修正案、与党が骨格(読売・4面)

●新日石、九州石油合併原油高で再編加速も(読売・10面)

●アウディ「A4」全面改良(読売・10面)

●インプレッサ、不具合4万台無償回収(朝日・33面)

●安全運転サポート、ITS本格実験へ(毎日・28面)

●シルバー、免許返納でお得な割引(産経・29面)

●日銀余波「道路」も手詰まり(東京・2面)

●道路を問う、私ならこうする、浅野史郎・慶大教授(東京・30面)

●ガソリン暫定税率迫る期限切れ、消費者、スタンド混乱必至(日経・4面)

●ホンダ株、昨年来安値に(日経・19面)

ひとくちコメント

きょう19日に任期切れを迎える日銀の福井俊彦総裁の後任人事について、政府は元大蔵事務次官で国際協力銀行総裁の田波耕治氏を起用する案を国会に提示したものの、民主党は田波氏の起用に不同意とする方針を決定した。このため、前代未聞の総裁空席となることが確実となった。きょうの全紙が1面トップで報じている。

各紙、社説でも取り上げており、「政治の迷走を憂う」(朝日),「首相も知恵がなさ過ぎる」(毎日)、「政治の機能不全きわまる」(産経)、「福田首相のセンス疑う」など、福田首相の指導力、判断力を疑う論調が際立つ。

こうした中、読売は「こうした状況を招いた最大の原因は、民主党の無責任な態度にある」と民主党を批判。また、東京は「日銀総裁人事をめぐり、民主党が強める対決姿勢の余波が道路問題を直撃している」としながら「ガソリン税改正案の修正作業に手詰まり感が広がり始めている」と指摘している。

これでは暫定税率の期限切れとなる年度末まで政治の迷走はさらにエスカレートすると思われる。

《福田俊之》

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