スズキは、米国ニューヨークモーターショーで『コンセプトKizashi3』(キザシ)を発表した。
Kizashiは世界戦略車の第3フェーズのモデル。ステータスをテーマとして、2007年フランクモーターショーで『コンセプトKizashi』を出品し、Dセグメントへの参入を表明、2007年東京モーターショーで『コンセプトKizashi2』の形でミッドサイズの量産化を明確に打ち出した。
2008年のニューヨークモーターショーに出展したコンセプトKizashi3は、フラッグシップモデルのプレビューシリーズの集大成となる。コンセプトKizashiシリーズの完結を象徴し、スズキが将来販売するスポーツセダン量産車により近い姿を体現した。
コンセプトKizashiシリーズはトップアスリートの肉体美と気品を彷彿させつつ、圧倒的存在感を創造するよう開発した。引き締まったダイナミックなエクステリアとゆったりとした室内とが相まって、ドライバーの快適さとスポーティさの調和を図った。
コンセプトKizashiの長いホイールベース、アグレッシブなホイールとタイヤのコンビネーション、短いオーバーハングは一体となってエネルギッシュパフォーマンスをイメージさせる一方で、フードとボディのスタイルは、エンジンパワーと空気の壁を突き破るような空力性能を示唆している。
将来の量産化では、『スイフト』の開発以降一貫して追及している「ユーザーにわくわくした走りを提供するスポーツ性能」を独自のi-AWDテクノロジーを駆使するなどで磨きをかけ、またハイブリッドシステムとクリーンディーゼルシステムの採用を検討する。