NYオートショー(ニューヨークモーターショー)で、スズキ「コンセプトキザシ」シリーズの集大成ともいえるスポーツセダン『コンセプト・キザシ3』が発表された。
ホイールベース2800mmの新プラットフォームに搭載されるパワーユニットは、北米専用モデルのSUV『XL7』に搭載される3.6リットルエンジンとパドルシフター付6速ATの組み合わせ。2010年には、相良新工場で生産開始し、北米はもとより、欧州、日本でも発売される予定だ。
駆動方式はFFとAWDの2種類を用意。その他のエンジンバリエーションとしては、スズキ内製の4気筒のガソリンエンジンや、フィアットやルノーから供給を受けるディーゼルなどが搭載されるもよう。
笠井公人チーフエンジニアは「現時点では、明快なライバル車種は設定しておりません。これまでスズキはAセグメントからCセグメントまでを作り続け、世界中のお客様に愛されてきました。キザシで次のステップとしてDセグメントへチャレンジして行くなかで、ライバル車種他具体的な展開は、皆様のお話を聞きながら決めて行きたいと思っています」と、語る。