アウディAGは、ネッカーズルーム工場に高い環境基準を達成した新しいエンジンテストセンターを新設したと発表した。
新エンジンテストセンターは、熱回収機能を一体化した最新の空調システムを採用、熱は回収してエネルギーとして利用する。また、テストベンチの防音は最適化しており、騒音を大幅に低減した。給気および排気システム、エンジンのエキゾーストシステムに特別な騒音吸収装置を設置した。
エンジンはテストベンチ上で最も過酷な条件下でテストできるが、テストでの燃焼エンジンのエネルギーを発電機によって電機エネルギーを発生。これを建物の電力供給システムい再利用する。
また、安全面でも配慮した。燃料は漏れ監視装置の付いた二重壁の地下タンクに貯蔵される。また、テストするエンジンは通常、排出ガス処理システムを装着した状態で作動させる。
このほか、エンジン冷却や建物のエアコンで使用された冷却液もクローズドシステムを循環して使用する。