日新製鋼は、特殊鋼事業の基盤を強化するため、堺製造所に新冷延設備が竣工したと発表した。投資額は約90億円。
新設備は2006年に着工し、2008年2月から営業生産を開始している。同社では、総額180億円を投じて上工程から設備の老朽更新と効率化を進めてきたが、今回の設備の完成で、同社は中期連結経営指針に掲げた特殊鋼事業の基盤強化が完了する。
今後は、一連の投資により最新鋭化された設備を最大限に活用し、顧客の高度なニーズに柔軟に対応していくとともに、積極的な用途開発を進め、新たな市場開拓にも精力的に取り組んでいくとしている。