自動車保険、高いモデルと安いモデル

自動車 ビジネス 企業動向
自動車保険、高いモデルと安いモデル
自動車保険、高いモデルと安いモデル 全 2 枚 拡大写真

カリフォルニア州は全米の自動車販売の1割以上を占める巨大マーケットだが、車の数が多いだけに保険も他州と比べると高い設定となっている。

AAA(アメリカ自動車協会)カリフォルニアの発表によると、ベーシックな保険のプレミアが最も高いモデルは、シボレー『コルベット』で年間2300ドル。続いて、BMW『5シリーズ』、フォード『マスタングGT』、フォルクスワーゲン『イオスVR6』、BMW『Z4』がトップ5。

一方プレミアが最も安く済むモデルは、サイオンの各モデルで年間1200ドル。続いてクライスラー『PTクルーザー』、スバル『レガシィアウトバック』、シボレー『HHR』、トヨタ『カローラ』だという。

これはカリフォルニア州が要求する対人、対物補償の最低限をカバーするプレミア。実際にはより高い補償額の設定、無保険ドライバーとの事故のカバー、盗難補償などをつける場合が多い。ドライバーの年齢、住む地域によって保険料金は異なるため、州の平均的なプレミアとなっている。

スポーツカーやコンバーチブルモデルは事故、盗難などの可能性が高いため最も高くなる。トップを占めるモデルは販売価格の高さも保険料に影響する。一方、価格がリーズナブルでかつ「SUV」のカテゴリーに入るPTクルーザーやHHR、レガシィなどは保険価格を考えると「お買い得」な車と言えるだろう。また、車両価格が安いとはいえ一般的に「安全性が低い」と考えられるサイオンが最も安いプレミアとなっているのは、小型車でも安全基準がしっかりした車、という評価の現れと考えられる。

《Sachiko Hijikata, US editor》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. いすゞ『ギガ』など大型・中型トラック1万6780台をリコール…シートサスペンション不具合
  2. 「クラシックmini」がレストモッドで蘇る! 限定生産で約1490万円から
  3. ケーニグセグ、1625馬力の新型ハイパーカー『サダイアズ・スピア』発表
  4. 「存在感ハンパない」DSの新型フラッグシップ『N°8』が「唯一無二な印象」など話題に
  5. 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』が日本導入…6月の新型車ランキング
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
  5. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
ランキングをもっと見る