大阪府警は24日、大阪府大阪市淀川区内で21日早朝に発生した警官ひき逃げ事件について、逮捕された男2人が乗っていたクルマの車内から覚せい剤とみられる粉末の入った小袋が発見されていたことを明らかにした。2人は意味不明な言動を繰り返しており、警察は関連を調べている。
大阪府警・捜査1課によると、問題の事件は21日早朝に発生している。大阪市淀川区東三国6丁目付近の市道をパトロールしていた淀川署員2人が駐車場で不審な行動を取っていた男に職務質問しようとしたところ、男の仲間が運転するワゴン車に相次いではねられた。2人は重軽傷を負ったが、クルマはそのまま逃走した。
警察は直後に緊急配備を行い、現場から逃走していた2台のうち1台を吹田市内で発見。約6kmに渡ってカーチェイスを繰り返したが、最終的には37歳と39歳の男を公務執行妨害の現行犯で逮捕している。
2人は逮捕直後から意味不明な言動を繰り返していたが、乗っていたワゴン車からは覚せい剤とみられる粉末の入った小袋を発見。事件当時に覚せい剤を使用し、この発覚を恐れて逃走した可能性が高いことが明らかになった。警察では2人を厳しく追及する方針だ。