新日鉄、ウジミナス社の拡張計画を決定

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新日本製鐵は、持分法適用関連会社であるウジミナス社が経営審議会を行い、2007年8月9日に公表したウジミナス社の拡張投資計画の主な案件の詳細を決定・確認したと発表した。

ブラジル、アルゼンチンを中心とする南米自動車生産の急速な拡大、防錆化の進展により、南米の自動車用亜鉛メッキ鋼板需要が急速に増大しており、ウジミナス社と新日鉄の自動車用亜鉛メッキ鋼板製造合弁会社であるウニガル社は、需要に対応して第2CGLを建設することを決定した。

生産規模は年間55万トンで、ウジミナス社イパチンガ製鉄所構内の第1CGLに隣接したかっこうで建設する。

また、南米唯一の厚板製造会社であるウジミナス社は、エネルギー分野を中心とした需要増加に対応するため、イパチンガ製鉄所厚板工場の生産能力を増強する。現状の年産100万トンを150万トンに引き上げる。2010年央に稼働する。

また、将来のハイ・ミドルグレート需要への対応のため、エネルギー向け高級鋼にも対応できる最新鋭の熱延工場を建設する。ウジミナス社は2008年3月17日に三菱商事と契約を締結し、同年8月より建設工事に入る。

生産規模は第一期が230万トン、拡張時には最大能力が年間470万トンとなる。2011年4月に稼働する。

このほか、粗鋼生産能力の拡大については、イパチンガ製鉄所の能力拡張と新規鉄源製鉄所の建設を予定している。新規鉄源製鉄所は、年間300万トンの半製品生産能力を持つ新製鉄所を、クバトン製鉄所隣接地を主案として、検討する。

立地では、今年2月にウジミナス社が買収したジェイメンデス鉄鉱山の鉄鉱石の安定供給を受けるメリットも見込まれる。

《レスポンス編集部》

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