【新聞ウォッチ】息子2人を社長に“査定”したガリバーの珍事

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気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。

2008年4月8日付

●暫定税率復活42知事賛成(読売・2面)

●ガリバー 兄弟社長 創業者の息子「二頭体制」(読売・2面)

●攻防 時速350キロ インディジャパン17日開幕(読売・23面)

●日銀人事、白川総裁就任へ(毎日・1面)

●住友ゴム、中国にタイヤ第2工場(産経・9面)

●車検駆け込み混乱も、重量税下がったら(産経・11面)

●ロシアに熱い視線、いすゞ合弁で新工場(東京・9面)

●トヨタ自動車 障害者雇用促進へ新会社(日経・12面)

●「レクサス」の中古車店開設 トヨタ(日経・13面)

ひとくちコメント

中古車販売大手のガリバーインターナショナルが発表したトップ交代人事が話題を呼んでいる。

6月1日付で創業オーナーの羽鳥兼市社長が代表取締役会長に就き、後任の代表取締役社長に長男の羽鳥裕介氏、次男の羽鳥貴夫氏の両専務がそろって就任する“珍事”だからだ。

会長に就く羽鳥兼市氏は福島県生まれで商売人の両親のもとで育ち、小学2年で納豆売りのビジネスを開始。高校では、中古車転売で得た利益を元手に事業を起こすなど、立志伝中の青年起業家だった。

その後、倒産の憂き目に遭遇しながらも、中古車販売のガリバーを設立。2003年には東証1部に上場を果たした。マラソンが趣味で67歳になってもロンドンから東京までを走破するのが夢という。

同族経営にありがちなのが後継社長のイスをめぐる骨肉争い。それを避けるために羽鳥氏は息子2人の“査定”に差をつけなかったものとみられる。サッカーなどの攻撃方法にはツートップ体制はあるが、きょうの朝日にも「上場企業で社長を2人置いているのは聞いたことがない」(東京証券取引所)とのコメントを取り上げている。

《福田俊之》

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