6日夜、神奈川県厚木市内の市道を走行していた軽ワゴン車が路外に逸脱し、道路右側の立ち木に激突する事故が起きた。クルマは横転大破し、乗っていた2人が死亡。幼児を含む4人が重軽傷を負った。定員オーバーと、速度超過で制御困難になったとみられる。
神奈川県警・厚木署によると、事故が起きたのは6日の午後7時10分ごろ。厚木市下川入付近の市道を走行していた軽ワゴン車が緩やかな左カーブを曲がりきれず、対向車線側に逸脱。道路右側の立ち木に激突した。
クルマは横転大破。このクルマの定員は4人だが、事故当時は幼児1人を含む6人が定員外乗車しており、このうち運転していた24歳の男性と、助手席に同乗していた20歳の男性が全身を強打して間もなく死亡。後部座席にシートベルト未着用で同乗していた4人も骨折や打撲の重軽傷を負い、近くの病院に収容されている。
現場は片側1車線。死傷した6人は職場の仲間で、花見に出かけた帰りに事故を起こした。運転手が酒気帯び状態だった可能性が高く、しかも事故当時は速度超過状態だったとみられている。警察では生存した大人3人から事故直前までの状況について事情を聞いている。