ジャガー&ランドローバージャパンは、新型車ジャガー『XF』に、輸入車として初めて新燃費基準の試験方法となる新しい「JC08」モードに基づいた測定を行い表示を実施した。同時に高度OBD(車載式故障診断装置)の認可も取得した。
国土交通省の新燃費基準は2007年7月に施工され、測定に用いるJC08モードは、従来の「10・15」モードに変わる新基準での測定方法として、より実際の使用条件に近い測定方法となっている。特に加速度を高め最高速度も従来の70km/hから80km/hとし、排出ガス濃度が高く燃料消費が多いとされるエンジン暖気を行わないコールドスタートの割合が増えている。
このため、従来の10・15モードに比べより厳しい測定基準となり一般的にはJC08モードの方が測定数値が低下する。
輸入車ではJC08モードへの表示を2013年3月までに実施する必要があるが、今回発売されたジャガーXFは輸入車として始めてJC08モードによる表示を実施した。
JC08モードの結果は3.0リットルV6が7.5km/リットル、4.2リットルV8が7.0km/リットル、4.2リットルスーパーチャージドV8が6.7km/リットル。