【D視点】アウディデザインの先導役…A5 新型

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【D視点】アウディデザインの先導役…A5 新型
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優雅でクラシック

クルマのデザインでは、放物線やワイド&ローなど、スピードをテーマとするのが常識だが、1998年にデビューした初代『TTクーペ』は、グラフィカルなデザインで世間を“アッ”といわせた。

次なるデザインの仕掛けは、「シングルフレーム」といわれる大きなフロントグリルの展開で、アウディブランドを強力に印象付けた。また、2代目 TTクーペでは、キャラクターラインを円弧から従来的な放物線に戻し、さらにラインを陰影で強調して面の質感をあげた。このような従来的なデザイン手法への回帰は、アウディが弱腰にあったのではと、心配させた。

しかし、A5も、従来的なデザイン手法を推し進め、加えてアメリカ車の黄金時代に流行った凹凸のあるキャラクターラインの採用により、勝負に出たことが明らかになった。アウディデザイン変革の先導役がA5なのだ。

アメリカ車のコークボトルラインは、後輪付近にボリュームがあり猛獣のようなパワーを感じさせるが、アウディのそれは前輪にボリュームがあるので、アザラシなどの海生動物のように滑らかな動きを感じさせる。これは、1930年代に世界的な流行となった流線型にも近く、“優雅でクラシック”なテイストを新たな特徴として打ち出したようだ。
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《松井孝晏》

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