新日鉄とアルセロールミタル、北米の自動車鋼板事業を拡大

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新日本製鐵は、世界最大の鉄鋼メーカーのアルセロールミタル社(AM)と2007年7月に締結した覚書に基づいて、北米自動車鋼板合弁事業の拡大と戦略提携契約の改訂について合意したと発表した。

今回、北米における自動車鋼板合弁事業の拡大については、両社の合弁会社である米国インディアナ州ニューカーライルにあるI/N Koteの工場に新たに自動車鋼板用溶融亜鉛メッキライン1ラインを新設することで合意した。今後、早急に設備建設に着手し、2010年内の稼動を目指す。

新ラインは、新日鉄の日本国内製鉄所の最新溶融メッキラインと同タイプで、自動車メーカー各社から求められている高張力鋼板(ハイテン材)を含む高級・高品質メッキ鋼板を年間約48万トン(年間約54万ショートトン)製造することが可能となる。

原板は、基本的にI/N TekとAMのインディアナ・ハーバー・イースト製鉄所から供給する。ラインの増設によってI/N Koteは溶融亜鉛メッキ鋼板製造能力を倍増させることになる。

また、新日鉄と旧アルセロール社間の戦略提携関連契約については、統合会社のAMがアルセロール社の権利・義務を承継することでも合意した。

《レスポンス編集部》

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